卒業発表を受けて

久しぶりのブログですね。
ツイッターをやってるとどうしても書く事がなくなってくるんだけど、
どうしても書きたい事がいくつかあったので。



4月29日、道重さゆみが山口公演で卒業を発表した。






俺は4月28日から入院で、30日が手術だった。
29日は祝日で病院も休みだし、28日に必要な手続きやら説明やらを受けた事もあり、29日は一時帰宅という事で自宅にいた。
病院に戻るために夕方の電車に乗るために駅のホームで電車を待ってる時にツイッターを開いたらその文字がTLにいくつもあった。


道重さゆみ卒業」


一瞬、頭が真っ白になった。
春ツアーの初日、何の発表もないから今年の卒業はないなと思ってた。
「今年の卒業はない」って所がポイントで、娘。ヲタならなんとなく分かってたでしょう。
卒業というものがそう遠くない未来に待ってることを。
確証があるわけじゃないけど、なんとなく感じる「そろそろかな」っていう空気。
バースデーバスツアーの場所が故郷の山口である事も、もしかしたらそろそろなのかもっていう空気を感じさせた要因かも。
覚悟っていうか、頭の中ではいつ来てもおかしくはないって、そんな風に思ってたはずだった。


俺がツイッターを開いたのは夕方。
夕方のニュースで早速報道された映像がすでにネットに出ていた。
乗ろうと思っていた電車がそろそろ来るんだけど、どうしてもその映像を見ずにはいられなかった。


その動画には、卒業を発表するさゆの姿と声。
涙を流してそれを聞くメンバーの姿。
発表に驚きの声をあげるファン。
それらが流れていた。
そんな動画を見て、ただただ泣くしかできなかった。
そろそろだと分かってはずなのに。
自分としては覚悟をしていたはずなのに。
それなのに、いざその時を決めた発表を目にして耳にしたらこんなにもさみしくて、
こんなにも悲しいという感情に自分が支配されるなんて思ってもいなかった。
わかってたはずなのに。。。


何本か電車を見送って、一人で駅のホームで泣いた。
大の大人がそんな所で泣くなんてありえないんだけれど、それでも涙が止まらない。
なっちが卒業を発表した時、友人と一緒にいたからかもしれないけれどこんな感情にはならなかったのに。。。





あの卒業発表の日から1ヶ月とちょっと経った今、
発表後のさゆのインタビューとかを聞いたり見たり、自分なりに色々考えてやっと整理がついてきた。



道重さゆみはこれまでの娘。としての活動で何度も先輩を同期を後輩を見送ってきた。
その経験で分かってる事がある。
それは、メンバーの卒業で娘。が変わるという事。
メンバーが減るというマイナスを越えてプラスにしようとメンバーに変化が起こるという事。
特に、田中れいなの卒業でそれを思いっきり実感した事だろう。
れいなが卒業を発表してから、9期も10期も11期も意識が変わった部分があったし、
それが歌やダンスや表現の成長に明らかに繋がったメンバーもいた。


日々のレッスンやステージでの成長は当然ある。
それは個人のスキルが上がること。
ただ、それだけじゃない個人のスキルアップとは別のグループの成長が卒業にはある事を知っている。
この人が卒業したら終わりじゃないのか?
この人が卒業したら弱いよなー。
そんな風に思われる卒業でもその穴を埋めるように変化するメンバーが出てきて
グループの成長が予想以上のものになるという事を知っている。
そう、道重さゆみは卒業というものがもたらす成長というものを知っている。


いつだったか、さゆはまーちゃんにこんな事を言っていた。
「佐藤がしっかりするまで卒業できない」
まーちゃんは「じゃあ100歳までしっかりしなーい」って返していたけれど、
さゆは9期と10期と11期の成長を肌で感じてココだと決めたんだろう。


さゆがいるとどうしてもさゆ頼りになる。
メディアも誰よりも道重さゆみを中心に報道する。
いつまでもそれじゃダメだと感じたんじゃないだろうか。
何よりもモーニング娘。を愛して、モーニング娘。の更なる成長と飛躍を願ってるさゆだからこそ、
自分の卒業を期に後輩達のさらなる意識に変化と成長を狙ってるんじゃないだろうかと。
自分が抜けても大丈夫なくらいのレベルに成長した時に卒業しようって思ってたんじゃないかなーって、
今はそんな風に思ってる。
実際に、道重さんが卒業しちゃうから自分はこれを頑張らないとって口に出してるメンバーもいる。
さゆが仕掛けた最後の大仕事は始まったばかりだけれど、既に影響が出てるメンバーもいて変化は既に始まっている。
最後までモーニング娘。のためにその身を捧げ続ける歴代最高のリーダー道重さゆみ
残りの時間はそんなにないけれど、さゆがいるモーニング娘。
さゆが作り上げたモーニング娘。をしっかりと見ていきたいですね。