栄光からの転落

昨日は都会の人ごみにいたせいなのか、寒気と体のダルさがちょっと気になる。
何もなければ良いんだが。




レイジング・ブル [DVD]

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ボクシングものだと思ってたけど、実際に見てみるとそればっかりじゃなくて、
夫婦や孤独になった男とか人間ドラマみたいな要素が強かった。いい意味で裏切られた感じ。
リアリティーがあるのは実話を基に作られてるからだと思う。
そしてなんと言ってもデ・ニーロの演技でしょ。
この人に孤独感とか華やかさからの転落とかをやらせたらハンパないよね。
『デ・ニーロ・アプローチ』の凄さが見れるのもこの映画。
現役ボクサーの締まった体は腹筋がしっかり割れるほどで、
引退後の体は腹がでっぷり出すぎるくらいのだらけ具合。
25キロくらい増量させたってのは有名な話。
凄いよなー。役のためにそこまで体型を変えるガチ具合が凄い。
それと、弟役のジョー・ペシの存在。
マーティン・スコセッシ監督で、デ・ニーロとペシがいる映画は間違いないって言ってもいいでしょw
ケンカのシーンで車のドアに相手を挟んで開け閉めを繰り返す姿は、
他の作品で見た事があると思うほど”らしい”シーンだったしw


デ・ニーロ作品を見た事ない人は是非見て欲しい。
そしてデ・ニーロ・アプローチの凄さも見て欲しい。
ぐぐればアプローチの凄さを知る事ができると思う。
例えば、イタリア語のシチリア訛りが必要だからシチリアへ行き現地の人から習ってみたり。
例えば、タクシードライバーの役のために実際にドライバーとして働いてみたり。
例えば、マフィアのボスを演じるために額の生え際の毛を抜いて生え際を後退させたり。
デ・ニーロのガチっぷりを是非。